[実体験]前十字靭帯再建手術を受けて復帰するまで①[ケガ→手術→リハビリ開始まで]

[実体験]前十字靭帯再建手術を受けて復帰するまで①[ケガ→手術→リハビリ開始まで]

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右膝前十字靭帯を断裂し、再建手術を受け、復帰に向けたリハビリに入る前までの体験談をまとめました。



以下のような関心事や分からないことがあれば読んでみても損はないと思います。



・手術を決意した後、どのような流れで手術を迎えるのか、実体験を基にした具体的な流れが知りたい。

・麻酔って、どんな感じなの?痛いの?

・手術中や手術が終わった後って、どんな感じ?

・細かいレベルで辛かったこと、痛かったことを知りたい。



私自身も、前十字靭帯の再建手術を受けました。



野球に復帰するまでは10か月くらいかかり、リハビリを卒業するまでは約1年3か月くらいかかりました。



ざっくりとした復帰までの流れは以下のとおりです。


・2017年5月: 野球の守備で前十字靭帯を損傷

・2017年5月~7月: リハビリ

・2017年7月: 再建手術・入院

・2018年3月: 復帰※リハビリは続く

・2018年8月: リハビリ卒業



順調に回復し現在はケガする前よりも高いパフォーマンスが発揮できるくらいになりました。



復帰に向けたリハビリの際に自分なりに工夫したことなども、今後別記事にまとめたいと思います。

目次



手術を決意するまで


ケガをしたときは「捻挫かな?」という感じでした。


それなりに歩けましたし、ケガした当日は車も運転しました。


しかし翌日になると、みるみる膝が腫れてきたため、急遽職場近くの病院に行きました。

医者にケガしたときの細かい動作や、ケガをしたときに感覚を伝えると、



前十字靭帯を切ってるかもね。



とのことでした。



「膝の関節に注射するから横になって」とすぐに言われたときは、心拍数はMAX。


注射の針は3cmくらいの長い針で、本当にビビりました。


注射自体はひどい痛みではありませんでした。
口でゆっくり呼吸すると痛みが和らぐらしいです。


膝の中にたまった液体は、真っ赤な血液でした。



水ではなくて血だから、何らかの組織が損傷してるということだね。。。



注射1本分の血液量(たしか50ccくらい)だったと思います。


この時は絶望でした。


血液を抜いたあと、「痛み止めも膝に入れておくね。」と言われ、別の注射器で透明な液体を入れられました。痛み止めを入れてくれたはずなのに、気分が落ち込んだせいか、痛みが増した気がした。



膝の組織が損傷していると思うから、サポーターも着けておきますね。



とのことで、結構なお金を支払い、サポーターを着けた足を引きずりながらMRIを撮影する施設へ移動。。。。





ケガした膝をMRIで撮影し確認したところ、本来ならあるはずの靭帯がありませんでした。orz


”手術しない”という選択肢はあるのでしょうか。。。?



私の問いに対して医師は、



前十字靭帯は、自然に治ることはほぼ無いんだよ。手術せずに運動したら変形関節症になって人工関節にしないといけなくなったり、歩けなくなるかもしれないよ?





・・・・・わかりました、手術受けます(泣)



手術当日を迎えるまで



すぐに手術なのかと思ったら、そうではありませんでした。


ケガによって委縮してしまった筋肉を、なるべくケガする前の状態に戻す必要があるためです。


なぜ手術前にリハビリが必要なのかは、病院のHPや専門の方がまとめている記事を参照いただければと思います。


私の場合、1か月後の7月に手術をするスケジュールで週に1回、3時間ほどのリハビリをしました。


内容は膝のマッサージ、スクワット(両足・片足)、ゴムチューブを使ったレッグカール(前と後ろ)が中心でした。


手術を受ける1週間前になると、手術の説明を受けます。



全身麻酔での手術になります。入院は1週間でその後は自宅で1ヶ月間、絶対安静でお願いしますね。手術の同意書とかその他の注意点は書類で渡すのでよく読んでおいてくださいね。





あと今日は、採血と麻酔のアレルギーのチェックしますね!



採血と麻酔アレルギー検査のために、別室に連れていかれました。



麻酔アレルギーの検査は、ちょっと痛いので我慢してくださいね!



(え!?痛いの!?)わ、、、わかりました。


麻酔アレルギーの検査は、腕の皮膚と筋肉の間に少量の麻酔を打ち、アレルギー反応が起こるかどうかを確認するのです。


この麻酔注射は、採血よりも全然痛かったです。


思わず「いててててて!」と声に出してしまいました。。。


特にアレルギーはでなかったので、そのまま帰宅しました。


その後は、保険関連で用意したほうが良い書類とかを確認し、当日を迎えることになります。

前十字靭帯再建手術 当日

いよいよ手術当日

手術当時の朝は、飲み物を含む食事は禁止でした。(というか気分が落ち込みすぎて食欲なかった汗)

病院に向かう道中は、本当に憂鬱です。

麻酔は痛くないだろうか。
全身麻酔から冷めなかったらどうしよう。
術後の痛みどうなんだろう。

などなど。

このような気持ちになるのは正直仕方ないかと思います。

病院に到着すると、まずは入院する部屋に案内されます。

そこで、血圧を図ったり、体重を図ったり、膝の状態の確認をされます。
マジックでケガしたほうの足に色々書かれます。

そして、麻酔を体に入れるための点滴針も入れられます。これはそんなに痛くなかったです。

体重計に乗って体重を図ったり、膝はどのくらい曲がるのか、等のチェックもその際に行います。

しばらく待機。

すると、



痛み止めの座薬を入れましょうね。私が入れましょうか?自分で入れます?



(ざ、、、座薬。。)じ、、、自分で入れます。。。



人差し指の第一関節くらいまで押し込んでくださいね!


手袋とカプセル型の座薬を渡され、自分でその場でいれました。



(なんとも言えない微妙な空気。。。)


そしていよいよ手術室に案内されます。手術室には、自分の足で歩いて手術台に横たわります。




〇〇さーん、気分はどうですかー。リラックスしてくださいね〜。



左腕にバンド巻きますね〜。



とか色々言われながら処置が進み、



じゃあ、麻酔入れますね〜。ちょっとグラグラしますよ〜。

と言われた瞬間に、天井がぐにゃぐにゃになりました(笑)
※みんな同じ感覚なのかな。



そして気が付いた時には手術が終わってました。



!?手術終わったの!?



手術の時間も含めて、5時間くらい寝ていたと思います。


本当に時間の感覚無く、どれだけ時間がたったのかも分からないくらいの一瞬の出来事で少し恐ろしかったです。


麻酔がまだ少し効いてるので、意識は朦朧してるとおもいます。
時間がたてば意識がはっきりしてくるので安心してくださいねー。何かあったらナースコールしてください。あと、手術したほうの足の足首は、頻繁に動かしてくださいね。


手術後の右足は出血状態が続いており、頻繁に足首を動かして血を循環させたほうが良いそうです。

間もなく先生からも半月板の状態はどうだったか、とか、いろいろ説明があります。

そしてそこで初めて手術後の自分の体がどのような状態になっているのかが分かるのです。

私の場合、体には計5本の管が入っていました。


・左腕に点滴の管

・右側股関節に痛み止めの管

・右ひざのお皿の近くに血抜きの管(その1)

・右ひざのお皿の近くに血抜きの管(その2)

・尿道に管 ← **これが最悪**


全体を振り返ると一番つらかった/痛かったのは、この5.尿道の管だったように思います。


常に残尿感がある状態のような感覚でとにかく気持ち悪いし、少し体を動かすだけでチクチク痛いのです。


(尿道の管、いつか抜くと思うんだけど、絶対に痛い!)


恐怖したのを今でも覚えています。


なお、膝は手術後の血が足にたまらないように少し高くされており、氷嚢でアイシングされた状態になっています。


この状態のときは全く身動きが取れないので、とにかく寝ることに徹したほうが良いです。
(しかしながら、ときおり看護師さんが点滴の入れ替えや、尿の出具合を確認しに来るので、あまり眠れない。。。)


ちなみに手術後の痛みは、股関節に入れられている管から入れられている痛み止めが効いているおかげでほとんどありませんでした。


翌朝

長い一日が終わり朝を迎える。


朝10:00くらいになると、医師と看護師が管を抜きに来ます。


まずは、膝の管。


人によっては痛いようですが、私の場合は痛み止めが効いていたからかわかりませんが、痛みはありませんでした。


次に、股関節の管。この辺も大丈夫。


点滴もこの時に抜かれた気がします。


そして最後の尿道の管。


てきぱきと抜こうとするのでおもわず、


ちょ、、、ちょっと待ってください。これ(尿道の管)絶対に痛いですよね?汗


と言いました(笑)


看護師さんが、


あー、男性の方は尿道が長いので痛いみたいですねぇ。口呼吸すると、幾分か痛みが和らぐみたいですよ?自分で管抜きますか?


い、、、いや、、、自分では絶対ムリなのでお願いします泣


というので思いっきり口呼吸しました。。。


でもやはり、、、、


いてててててててて!!!!!!


って感じです。


しかし、すべての管がなくなると、本当に身軽になります。


以降は普通に食事もできます。

少ししんどいですが、自ら松葉杖を使ってトイレに行くこともできます。


この経験をすると、”自分でトイレを済ませることができる”ということのありがたみが分かります。介護される側の立場からすると、トイレのお世話をしてもらうのが精神的につらいものがあるのではと思いました。


この経験を忘れないように、自らの健康管理を徹底したいと思っています。



まとめ: 全身麻酔は怖くないが、手術後が大変でした。



  • 手術を決意した後、しばらくリハビリ期間があります。

  • 手術の数週間前に麻酔のアレルギー検査があります。少し痛い。

  • 全身麻酔は怖くない。ただし、手術後が辛い。

    • 特に尿道の管は辛い

    • ”自分でトイレを済ませることができる”というのは素晴らしいことです。

以上です。続きは以下の記事にまとめています。



>>[続き]手術後から退院までのエピソードはこちら

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