明日から実践できる5つのアンガーマネジメント
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本記事では、明日から使えるアンガーマネジメント方法についてまとめていきます。
本記事の対象者
- ついつい子供に感情的になって起こってしまう人。
- 仕事で付き合う人、もしくは事象に対して怒りが止まらない人。
- 誰かを叱って公開した経験がある人。
アンガーマネジメントとは
一言でいうと、、怒りと上手に付き合うための心理トレーニングです。
怒りは、人間にとって自然な感情の1つです。
怒りを感じることは、ごく自然なことであり、何も悪いことではないのです。
大切なのは、どう扱うのか、どう表現するのかです。
明日から実践できる「怒り」の扱い方、表現方法をまとめていきます。
[準備]自分の「怒り」の正体を知る
まず、怒りをコントロールするために重要な考え方があります。
それは、怒りは私達自身が生み出した感情であり、他人や出来事によって生み出されるものではないということです。
怒りの正体は何か?というと、その答えは、
「自分が持つ理想像」
この「自分が持つ理想像」が破られた時に怒りが生まれるのです。
「怒りの正体」 = 「自分が持つ理想像」と「現実」のギャップ
もしあなたが、
「私の怒りは〇〇さんが引き起こしている」
とか
「仕事で起こる〇〇が原因でイライラする」
という考え方ではアンガーマネジメントはできません。
[NG]絶対にしてはいけないこと(3つ)
以下にまとめる3つは、何も価値を生み出さないので明日からやめましょう。
2. モノを壊す(八つ当たりする)
3. 自分を傷つける(自傷行為)
はい、これで準備は完了です。
以降は、明日からできるアンガーマネジメント実践方法をまとめていきます。
[実践]許せるゾーンの範囲を決める
「子供がおもちゃを片付けなかったので怒ってしまった」を例にします。
この「言うことを聞かなかった」という事象が、絶対に許せない範囲だったのか?を考えます。
次に、「まぁ許せる範囲」。その次に、「許せる範囲」を考えます。
- 「子供がおもちゃを片付けなかった」
- 許せないゾーン:「子供が納得しおもちゃを片付ける約束をしたのに片付けない。」
- まぁ許せるゾーン:「おもちゃで遊んでいる最中であり、おもちゃを片付ける時間とタイミングを約束していなかった。」
- 許せるゾーン:「おもちゃを片付けるよりも優先すべき事(宿題など)があった。」
「許せないゾーン」と「まぁ許せるゾーン」の境界線が、怒る or 怒らないの境界線になります。
そして重要なことは、境界線を相手に伝える、ということです。
今回のケースだと、以下のように怒るのが良いです。
- [事実]7時になったらおもちゃを片付ける約束をした。
- [ギャップ]7時を過ぎてもおもちゃを片付けてなく、約束を守ってくれなかった。
- [リクエスト]信用を失わないように約束を守る人になってほしい。守れないなら守れない理由を事前に言えるようになってほしい。
このように、事実→理想とのギャップ→リクエストの順番で伝えましょう。
こうすることでお互いが「なぜ怒ったのか」、「なぜ怒られたのか」が明確になり、お互いの「べき」のギャップを相互に理解することが出来ます。
そして怒る側の人間は、「相手の成長を願って行動を改善してほしい」という願いを込め、それを伝えることが大切なのです。
[実践]怒りを感じた瞬間に怒りの点数をつける
人生最大の怒りを10点、穏やかな状態を0点とします。
怒りを感じたら、その怒りが何点なのか点数をつけましょう。
これをすることで以下のような効果が得られます。
- 衝動のコントロール(6秒ルール)
- 怒りを客観的に把握
脳の仕組みとして、怒りを感じてから6秒経過すると理性が働くと言われています。
怒りを感じた時に点数を計算していると、自然と6秒の時間が過ぎるため、本当に怒るべきか否かを冷静に判断することが出来ます。
[実践]体調とメンタルを整えるために休む
大きな怒りの原因は、ネガティブな感情です。
- 不安な感情を持っている
- 悲しい出来事があった
- 余裕がない etc
こういったマイナスな感情が溜まっていると大きな怒りになることを認識しましょう。
そして日頃から心と体の安定を意識し、十分な睡眠、休養をトリましょう。
まとめ
本記事では、「明日から実践できる5つのアンガーマネジメント」というテーマでまとめてみました。
他にもいろいろな方法論などありますが、「明日からすぐに実践できる」というポイントに絞ってまとめると以下になります。
1. 「怒り」は他人や出来事によって生み出されるものではないことを理解する
2. 絶対にしてはいけないこと(3つ)を理解する
3. 許せるゾーンの範囲を決める
4. 怒りを感じた瞬間に怒りの点数をつける
5. 体調とメンタルを整えるために休む
怒りとうまく付き合うことで、お互いの理解を深めましょう。